P2Pの考察

id:yaneuraoさんところで話題に出ていたので、再考。


IPA未踏でP2P技術でネットワークゲームのサーバー負荷を減らそう!ってのが出てました。自宅サーバをお互い保管しあう提案もP2Pではないけど面白いなと。P2P技術を海外から持ってこようとしていた営業の方と話したこともありますが、P2Pは(儲けるのが)難しいと言ってました。合法な手段でP2Pをどう利用しようすると楽しいとかそういう話を沢山することが重要だと思います。


http://page.freett.com/shelarcy/report/graduation_thesis.html

 現行の著作権や著作を管理し収入を得る仕組みに限界があるのであれば、それらを取り去った全く新しいモデルを作り出してしまえばいい。これまで独立した存在と見なされていた「分散コンピューティング」と「ファイル交換」を結びつけることによって、こうした新たな道が開けるだろう。


というP2Pに対する考察に私も共感しています。


IT先進国を目指してる日本として、P2P著作権でイニシアティブを取っていくために、著作権の法律を国民的議論をしてみてはどうかと。
ラジオ、テレビはNHKと視聴率による広告モデルで回っている。
ホームページは広告モデルで。
じゃあ、P2Pは?ってことでいろいろ企業が頑張っているけど、結局、違法だけどただのソフトウェアがある以上、利用者がなかなか増えない。儲かるのはプロバイダだけだと。著作権税は、P2P利用しない人が多くいる中では不公平。NHK方式で考えるとネットワーク使っている人からお金取ってそれを著作者に回すって仕組みはどうかと。ネットワーク用ID持っておいて、視聴率的なものをきっちり管理してネットワーク利用料から、著作者に対して一定の額を渡される仕組みができればいいんじゃないかなぁとか、考え出すと面白いです。そういう仕組みができるのは当然と考えて、その法律ベースにどういうP2Pソフトウェア技術が必要かと考えていければ、いいんじゃないかなぁと。信頼性を確保したソフトウェアがないと、著作権守れない。しかもそれを国外にはもらさないように出来ないといけない。そういう技術があってはじめて、デファクトスタンダードの地位を確立できるだろう。その技術を開発するのに一番近い存在が金子勇氏であった。


 匿名性を高めるという「著作者の権利を無視した利用者の利便性のみを追求」した発想を、
「著作者の権利を守り、かつ、利用者の利便性を最大限に引き出すことを追求」と言う方向性に発想を転換できればいいのだと思う。