DCTV oh!Amiga

なんか、ふと話しててAmigaのことを思い出してしまいました。
ああ、DeluxePaintは良かったなぁとか、Trueブリリアンス最高だったなぁとか。
で、ふと思い出したのがDCTVです。DCTVはよくわからないけど、
16色くらいの画像のビデオ出力をDCTVのハードウェアを通すとフルカラーで見れるようになるという
謎の代物でした。日本だとMSX2+で8bitで無理やり131072色(適当)とか位が出せるというモードに似たようなハードウェアで画像圧縮で無理やりたくさんの色を出そうという方式のひとつでした。
MSX2+は4ピクセルを1単位として、4x8bitを 輝度5bitx4+色情報(R4G4B4)としてあげる事で明るさが32段階x色16x16x16=4096色 32x4096 = 131072だけと精度の問題だか、画素数の問題だかで1万9千色くらい出せたとかいうもの。


Amigaはそれに似たモードとしてHAMとHAM8ってのがあった。
HAMモードは6bitで4096色を出すというものでモードビットが2bitと情報ビットが4bitで
モードはRGBとPがある。そしてP(パレットモード)のときは16色のパレット、
モードがR(Red)のときは隣の色のRだけを情報ビットの輝度に変更する。モードがGのときは緑の要素を変更、Bのときは青だけ変更とすることで、16x16x16=4096色を表現するというものだった。
フルカラーは24bitなので24->6bitと1/4に手放しで圧縮するというもの。
これをRanLength法で圧縮し、差分矩形のみ保存とかしたものがanim形式というのがあって、
高速でアニメーションを再生できた。

これの8bitバージョンがHAM8で26万色表示できた。


で、DCTVがHAM-Eとか言われる謎のモードがわからない。たぶん、輝度情報と色相と彩度の微分した値なのかなぁとは思いますが、もしかすると上の走査線の影響を受けるのかもしれません。
2bitでどうこうとかいう画像があったりします。白黒なのかフルカラーなのかは謎ですけど、
調べてみると面白いかもしれません。

24bitが2bitだと1/10圧縮なんで、物凄いですよ。さらに可逆圧縮すると減るしと。


DCTVのもろもろはこのへんから
http://aminet.net/search?query=DCTV


DCTVの2bitうんたらはこのへんから入手できます。
http://aminet.net/docs/misc/DCTVpost.lha


で、何でこんなものを今取り出したのかというと、フルカラーのリアルタイムアニメーションソフトを作るには高速な圧縮、解凍技術が必要だったりするかなと。jpegでは遅いって場合もあるのではないかと。マシンは速くなったけど、解像度も高くなってるとかあるしとか思ったりしたのがあるかもしれないです。