BSE問題を考える。

今日朝起きてなんとなくNHKを見てたらBSEの問題についての番組をやっていた。
BSEの問題があってから、消費者の牛肉離れが続いていて、
信頼を取り戻すために、牛に番号を付け、店頭まで番号を付けていかなければならない
法律を作って対処しているという話。番号からネットで検索すると生産者なんかが分かると。
(すでに知ってる)
それに年間どれだけの予算をどう配分しているのか知りたいと思った。
その番号を付けるための肉屋さんの量りが150万するそうだ。高い。
いったん輸入を止めて、元に戻すと関税が高くなるらしいしなんか、
無駄にコストかけてんなぁと思った。税金どのくらい使ってるのだろう?

大して新しい情報はなかったのだけど、思うところはあったので書いておこうかと。

まず、消費者が牛肉離れしているのは不安があるからだ。
というところはいい。
ではなぜ不安なのかというところで、どうも説明不足な気がした。
BSEがなぜ恐れられているのかというと、
プリオンというたんぱく質を人間がとった場合にうんぬんの話がまったくない。
昔説明されたけど、眠くてかったりーという感じで、
よく覚えていない。調べれば分かることだろうけど、いちいち調べる気は起きない。
それが大部分の消費者というものだろう。
そうなると、後は単に値段の問題で高いから買わないってことが多いと思う。
後なにやら大騒ぎしていて、アメリカから輸入ストップするくらいのことなのだから、
不安が増す。
自分は今のところBSEに対してまったく恐れをなしていない。
BSEが人間の健康を害したという話を聞いたことが無いからだ。
0/60億の確立で健康を害するってことだから、安全だと思う。
BSE以外の病気が何かの食品に発生した場合のほうが恐い。
鳥インフルエンザは何人も人が死んでいるし。
変な健康食品を食べて、健康を害したりするほうがよっぽど恐い。
交通事故が1年に1万人くらいだから、一番恐いかもしれない。
若い牛にはBSEが1匹も見られていないとのことで、年齢をアバウトに体重か何かから
はかって、安く検査する方法と1匹1匹に番号札つけてきっちり年齢を管理しないと
駄目という意見が分かれていて、アメリカ牛の輸入を禁じているらしい。
アメリカはアメリカ方式でいいんじゃないかと思った。
世の中全ての問題について、ちゃんと調べている人がいるわけではない。
だから、世論はなんとなくそう感じているっていうものだ。
消費者の立場できっちり考えた結果を知るには、
消費者団体の意見を報道すべきだろうと思った。
知識の無い人の意見を聞いて同調するのではなくて。


不安のもとはプリオンに対する知識の無さなんじゃないかと思う。


アメリカの意見ももっと報道するべきだろう。
消費者団体の意見も知りたいなぁと思った。


どれだけプリオンの恐ろしさを政治家、官僚、研究者、生産者、消費者が知っているのか。
アメリカに比べて、どうなのか。