ボブロスの絵画教室が発売中止とか

悲しい。でエンジニアがどうとか言ってる人がいるけど、どうなのかと。


googleで探してもCGで再現してる人がいないのも不思議。
思えば、10年以上前、AMIGAのA1200を買ってDeluxPaintIVでお絵かきをしてたころ。
ボブロスのテレビを見て、釘付け。DeluxPaintで試してました。
木やら、森やらさらさらかけてスンバらしいと思ったもんです。そして、trueブリリアンスを手に入れ、
フルカラーの世界を体験。素晴らしい。ところが、CPU戦争の影響で、AMIGAは没落。
これは、水彩で描く場合にも応用できるよって言ってたけど出来ないといわれてた。orz


3Dソフトの有名どころは生き残りましたが、
AMIGA、2Dお絵かきソフトはPhotoShopの影に消えていったのでした。


さて、ここ2、3年は仕事で使ってないのでフォトショップイラストレーターも使ってませんが、
おそらく、カスタムブラシやアニメーションブラシ(1回描くと違う絵がでる筆のこと)
を簡単に作ることはできないでしょうし、
その筆は通常の筆と同等の扱いをうけていないのではないかと思います。
DeluxPaintはカスタムブラシやアニメーションブラシを使って、
引っ張ったり、ぼかしたりといったことが出来ました。


で、アレだ。失われたtrueブリリアンスでどうやって描いてたか。


①適当にデカイ筆を作ってそらを塗る。
②それをブラシに切り取って半透明にしてズカズカ塗る。
③もう一回ブラシを切り取って半透明にして塗りなおす。
④引っ張りモードにして引っ張って、ぼかしてというのを繰り返す。
 (これはファンクションキーで切り替えるだけ)
これで、動きのある空のグラデーションの完成。


次に雲

①普通の筆にして、雲っぽい形を描く。
②灰色で影を描く。
③引っ張る。
④ぼかす。
⑤ちょうどいい感じの雲用ディテール描画アニメーションブラシをちゃちゃっと作る。
⑥ディテールを入れる。


次は山


①普通の筆でこい藍色で山の形を描く。
②下は引っ張ってぼかす。ああそう、下のほうは海にしておくといいね。
③次に、いい感じのアニメーションブラシを作ってから、山のハイライトと陰の部分を書く。
 影と明るいところは、アニメーションブラシの色を変えただけでオッケー。


次は丘というか森


①1こ森を書く。
②適当にブラシに取る。
③アニメーションブラシを微妙にずらしたり大きさを変えたりしながら作る。
④アニメーションブラシを切り取る。
⑤アニメーションブラシでさーっと描く。
⑥ぼかす。下のほうにも。


次は木


①1こ小さい横長の、葉っぱを書く。横長の筆を真似する。
②それをブラシに取る。
③適当にアニメーションブラシを作る。
④アニメーションブラシ切り取る。
⑤サイズを変えつつ、木の葉っぱの部分を描く。
⑥樹を描く。
⑦ハイライトを入れる。また、アニメーションブラシ、、、。
⑧ざくざくハイライトを入れる。
⑨いろかえたりしつつ、完成。



という感じで完成してた。
もちろん、水のところを白くして水っぽくしたりとかいろいろするですよ。
路も描いたし、こけっぽいのも描いてた
筆を傾けることはできなかったのが残念だったところだった。


とにかく、一番重要なのはアニメーションブラシ。
レイヤーはいらないから、簡単にアニメーションが作れる。
で、さらにアニメーションブラシに機能が直交性を持ってついてる。
そりゃもう、楽に描けました。


現状のadobeの製品は筆の機能に対して直交性がないというか、
アレはペイントソフトではなくて写真のレタッチソフトなんだよね。


ペインターとかもあるけど、あれはリアルシミュレーション指向ってかんじだったしなぁ。


適当な、アニメーションを作ることと、ボブロス画法で描かせたら
まぁ、アミーガはよかった。似たようなソフトがいっぱいあった。
荒いけどグリグリ動く。そんな素晴らしいマシンでした。
今はハイエンドのTVPaint系のが生き残ってる。AURAとTVPaint,Mirageだ。
でも、筆の直交性はなくなってしまってる。機能が多すぎるんだろうなぁ。
なにせ、レイヤーやら、フィルターやらついてるもんねぇ。
そんなん作ったって、フォトショップにはかなわんでしょうよって思うんだけど。